夜のお仕事

新型コロナの影響でガールズバーを潰した私が、今、他の経営者さんに伝えたいこと

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現在、コロナウィルスの影響で世界中の人が苦しんでいる状況です。1日でも早く、経済が回復することを願っております。

今回は、このコロナウィルスの影響で、経営していたガールズバーを閉じる決断をされた経営者の体験談をご紹介いたします。

副業、複業とは少し違いますが、実際にBarをやってみたいという人も多くおられると思いますので、彼の経験が少しでも他の経営者や苦境になっている人の役に立てばとのことで、ご紹介となります。

 

自己紹介

学生の頃からバーテンダーやボーイとして働いてきました。そして27歳で独立し、ガールズバーを開業しました。6坪の小さなお店ではありましたが、‘スナック風和装ガールズバー’という触れ込みと、京都という土地柄もあってか、ありがたいことに地元の方から遠方の方迄、幅広いお客様にご愛顧頂きました。

スタッフさん達も優秀、売上も好調、お店は私がいなくとも回っている状態になっていましたので、私自身は30代を悠々自適に過ごしておりました。

 

コロナの影響が徐々に

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気づけば私も、今年(2020年)の3月で35歳を迎えていました。3月になると、コロナの影響が売上にも出始めてはいましたが、まだその時点では、
(まだまだ大丈夫。コロナの影響は一時的なものだ。ここを耐え忍べばきっと好転する。)
と、そんな風に考えていたのです。

お店は小規模ながら、そこそこの売上を上げていて、たとえ売上が半減したとしても、利益を出せる仕組みになっていました。

たとえ売上がそれ以上に激減しても、小規模店でありますから、赤字の額も少額に抑えられるというメリットもあります。つまり、滅多なことでは潰れないお店、だったのです。

ですが、4月に入り事態は急激に悪化し、以降、コロナの影響は緩やかになるどころか、益々深刻になっていきました。
売上の半減や、一時的な激減くらいならなんとかやっていけると考えていましたが、もはやそれ以上の悪化が起きてしまったと言えるでしょう。(お店は休業せざる負えなくなった為、売上の激減どころか、売上はゼロになりました。また、コロナの影響は一時的なものではなく、継続的に続くという見方も強まってきました。)

撤退を決めた日

 

かつてない危機感と不安を抱える中、私はなんとかお店を継続させる方法を検討していました。他の経営者さんからも様々なアドバイスを頂き、特別融資であったり、助成金であったりなども活用すれば、なんとか1年程はやっていけるだろうことがわかりました。
ですが、私の危機感と不安は解消されるどころか、益々増していったのです。お店を継続する方法は見つかったのですが、それはあくまでも‘続ける’方法、であって、‘好転’させる方法、ではないのです。
他にもこの時期、飲食店やバーの経営者さん達が、コロナ関連のテーマでYouTube動画をたくさん上げていらっしゃって、これらの動画はとても参考になるものでした。確かにまだまだやれることはたくさんあると思えましたし、‘好転’させるヒントがたくさん詰まっているとも思えました。
ですがそれでも、私の危機感と不安を拭うのには十分ではありませんでした。

日に日に、自分の心が追い詰められていくのを感じました。

確かに、続けようと思えばなんとか続けられる、やれることも確かにたくさんある、だけど、それでも事態を好転させる自信が持てず、かつてない危機感や不安に加えて、自己嫌悪までプラスされていきました。もちろんその間も、お店の固定費はかかってくるし、自分の生活費だってあるので、収入はないのにお金はどんどん出ていく一方でした。

そんな時、ある経営者さんが言ってくれた言葉に救われました。

「勝てる自信がないなら、逃げなさい。」

色々とアドバイスを聞き出そうとしていた矢先、飄々とした口調で言われたので一瞬呆気にとられましたが…確かにそうだな、と思いました。

私はもはや、この、先行きの見えない闘いに打ち勝つ自信はないと、撤退を決断しました。

今は、お店に関わる契約を段階的に解約していき、また生活レベルも貧乏だった頃と同等に落として、一から人生をやり直そうと思っています。
もちろんまだまだ不安もありますが、今はそれ以上に、新しい時代をどのように生きていくか、これから、どんな新しい挑戦をしていこうかと、前向きに捉えることができています。

 

今、苦境に陥っている経営者さんに伝えたいこと


多くの経営者さん達にとって、自分のお店にはとてつもない思い入れがあるかと思います。私も、学生の頃から自分のお店を持つことが夢でしたし、その為に20代を捧げてきました。小さなお店ではありますが、そのお店を軌道に乗せるまでには命をかけて闘ったと言っても過言ではありません。それゆえ当然、お店に対する思いも強く、失うことはなんとしてでも避けたいという執着心があります。

ですが、見失ってはいけないことは、あくまでもお店は、自分が幸せに生きる為にある場所だということです。
よく

「来て頂けるお客様の為に、閉めるわけにはいかない。」

とか

「ここで働く従業員の為」「経済活動」という言葉を耳にします。

もちろん、その通りだと思うし、私も経営者ですから、その言葉が本心であることも重々承知しています。そこは同じ気持ちです。

ですが、そこが自分のお店である以上、やはり元々は、自分の為に出したお店ではなかったですか?誰かに頼まれたわけではなく、自分が出したくて出したお店ではなかったですか?だからこそ、その場所に来て頂いたお客様や、そこで働いて頂けるスタッフさん達にも心からの感謝が生まれてきたのではないでしょうか。

それがもし、自己犠牲の上でお店を続けるようなことがあっては、結果的に、お客様もスタッフさんも、誰も幸せにはならないと思うのです。

今、お店の継続を前向きに捉え取り組んでいらっしゃる経営者さん達は、あくまでも自分の為に取り組んでおられるし、上手くいく一定の自信があるんだと思います。あるいは、失敗したとしても自分は不幸ではない、と思える自信があるんだと思います。そういう経営者さんが、結果的に周りを幸せにしていける経営者さんなんだと思います。

今、苦境に立たされ、継続か撤退かを迷っておられる経営者さんがいらっしゃったら、今一度、本来の目的はなんだったのか本当に自分が大切にしていることはなんだったのか、そこに立ち返って考えてほしいと思います。
今、お店を無理くり続けることが、本当に自分や、自分の周りの人達が幸せになることに近づくのかどうか。

継続か撤退かではなく、自分や、自分の周囲がどうすれば、幸せに、前向きに生きていけるのかどうか、そこに立ち返って考えてみてほしいと、私は思うのです。

 

絶対に、自分を追い詰めないで!

少なくとも、どうか、自分を追い詰めるようなことだけはしないで下さい。

まずは自分を守り、大切にしてほしいと、強く願います。

もしそれが、周囲に迷惑をかけることであっても、結果的には、それが周囲の不幸を最小限に抑える方法です。

もし今、苦境に立たされ八方塞がりな状況であったり、心が病んでいたりするならば、まずは自分を守ること、逃げることに集中して下さい。
そしていつかまた立ち直った時こそ、周囲も、自分も、幸せにしていけるのだと、私は思います。

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