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フランチャイズの代名詞ともいえるコンビニエンスストア。
24時間365日の経営が基本のコンビニはブラック企業と揶揄されることも多いようですが、果たして本当でしょうか?
今回はコンビニフランチャイズについて多角的に検証していきます!
副業でコンビニフランチャイズをするメリット、デメリット
長いフランチャイズ展開の歴史を誇るコンビニ業界。
まずは参入した場合のメリット・デメリットを洗い出してみましょう。
コンビニフランチャイズのメリット
- 本社のネームバリューで信用が得られる
- 本社のバックアップ体制が整っている
- 流行に左右されない
- 地域に密着できる
- 本部の変化と共に成長できる
新規開業する個人店と違い、圧倒的なネームバリューを背景とするコンビニであれば認知度や信用性が確保された状態でオープンできます。
本部はブランドを傷つけないよう加盟店に対して徹底した指導やサポートを遂行し、経営を強力にバックアップしていきます。
「タピオカドリンク」や「高級食パン」などひとつに特化した商品の場合、その人気が定着するのか一過性のものなのか測りかねますが、食品と日用品をメインで扱うコンビニは流行に左右されない商売といえます。
時代に即した経営方針をいちオーナーが見極めるのは大変ですが、フランチャイズであれば本部が的確な指針を示してくれます。
例えば、もともとは24時間営業で購買層が若者中心だったコンビニですが、共働き夫婦の増加に注目して総菜部門に力を入れたり、高齢化社会を反映して宅配事業に参入したりするといった舵取りをいちはやく行ったフランチャイザーは売上を大きく伸ばし、その恩恵は加盟する各店舗に波及しています。
また、いつでも開店している安心感や宅配での交流などを通していまやコンビニは昔の個人商店や市場に匹敵する地域から求められる密着した経営スタイルが集客にもつながっています。
コンビニフランチャイズのデメリット
- 人材確保が困難
- ブランド力に左右される
- 経営期間が長期
コンビニ経営の一番のネックがスタッフの雇用・育成問題でしょう。
優秀な人材が集まらない、雇ってもすぐに辞めてしまう、といったアルバイトばかりでは店が成長しないどころかオーナーやその家族が穴埋めで勤務せざるを得なくなり、運営が破綻することもあります。
自分の店が順調であっても、本部や加盟店舗に不祥事や問題が発生すると即座に打撃を受けてしまうのも系列フランチャイジーの宿命です。
また、他業種のフランチャイズに比べコンビニの場合は契約期間が10年、15年といった長期に亘ることがほとんどで、失敗したと思ってもすぐに撤退できない辛さもあります。
副業でおすすめのコンビニフランチャイズ
副業でおすすめのコンビニフランチャイザーをご紹介します。
セブンイレブン
業界最大手のセブンイレブンは絶大なる知名度と豊富なプライベートブランド商品を武器に安定した収益を見込めるフランチャイザーです。
加盟金はタイプによって220~300万円程度と幅があり総じて若干高額な設定になっていますが、国内店舗数1万5千店超の出店数は人気を物語っています。
ミニストップ
店内イートインスタイルをいちはやく取り入れたことをはじめ、他店にはないユニークなサービスでコンビニファンに支持されているミニストップ。
フランチャイズ契約期間が7年とほかと比べて短く、加盟金も一律255万円と低く設定されていることから資金的には始めやすいコンビニ第一位といえるでしょう。
ローソン
フランチャイズ加盟金と開店準備金合わせて350万円余りが目安となるローソン。
ロイヤリティーが約34%と、この業界ではかなり低めの設定である点や複数店舗化を推進していることからそれに伴うサポート体制が充実しているといった理由から、安定した経営を続けるオーナーが多いことでも知られています。
コンビニフランチャイズの体験談
コンビニフランチャイズに成功した人、失敗した人、それぞれの体験談をご紹介します。
成功談/50代男性
不動産会社を経営する傍らほかにも事業展開していきたいと考えた末にコンビニフランチャイズを選びました。
あくまで副業での開店でしたので、長くコンビニ店長を務めていた知り合いを口説いて来てもらい私は現場に出ることなく経営に集中しました。
店長をはじめアルバイトスタッフへの接し方にはかなり気を使い、本社に対しても従順な姿勢でやりとりすることを心がけました。
おかげでコンビニにおいて一番苦労するといわれる人材確保もスムーズで長期間働いてくれる人が多く、本社からの信用も獲得できました。
現在2店舗目をオープンすべく準備しているところです。
失敗談/60代男性
父親の代から酒類や食品を販売する小売店を営んでいました。
周囲の勧めもあってコンビニをオープンしましたが10年で破綻しました。
理由は数限りなくありますが、一番の原因はなまじ私に知識があったからでしょう。
小売業でそこそこ成功していたやり方を本部に全て否定され、指示されたことも受け入れられず不満でたまりませんでした。
そのうえアルバイト店員がなかなか集まらず、結局は私が店頭に立つハメになりました。
本部との関係が良好でなかったために経営や人材についてのサポートも薄く、精神的にも肉体的にも疲弊しきってしまいました。
いま思えば、もう少し素直に本社の指導を受ければよかったということと、自分はなるべく現場に出ずに出来るだけ従業員に仕事を任せればよかったと反省していますが後の祭りです。
副業でコンビニフランチャイズをする場合に気をつけるべき点
副業の中でも大がかりな挑戦となるフランチャイズへの加盟は資金繰りをはじめ気を付ける点は多々あります。
どの業種でも言えることではありますが、特にコンビニ経営の場合には「オーナーと本社の相性」に命運がかかっているようです。
正直、セブンイレブンもファミリーマートもローソンも加盟金や研修内容などの額や質に大差は無いと言っても過言ではありません。
ですが、経営指針や今後の展望、そしてそこに傾ける情熱にはかなりの違いがあります。
まずは各企業のカラーを把握し、自分に合った理念や方針であるかを十分見極めたうえで決定することが息の長い経営になるか否かの分かれ目だと考えられます。
まとめ
2012年にはすでにコンビニは飽和状態で頭打ちだと言われていました。
しかし今なお出店数が増え続けているのはなぜでしょう?
これからのコンビニは「何でも置いてあるし、いつでも開いている」だけのお店から「何でも頼めるし、いつでも応えてくれる」という、なくてはならない存在に変化してきたことで成長と成功をおさめているようです。
これからのコンビニ業界に期待しつつ、自らオーナーになる日をプランニングしてみませんか?








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