新型コロナウイルスで仕事の出勤日数が減ったり、自主退職を勧められるケースが増えたことで、ますますフリーランス、在宅ワーカーに注目が集まっています。
注目は集まっていますが、いざ始めてみたいけど仕事をとるってどうしたらいいの?どんなスキルを磨けば、収入につながるの?という疑問を持つ方はたくさんいらっしゃいます。
今回は、皆さんの「どうしたらいいの?」という疑問にお答えいたします。
フリーランスの仕事ってどんな種類があるの?
現在、フリーランスのお仕事を紹介するクラウドソーシングなどのサイトを確認していくと、高単価で人気の仕事は大きく5つに分けられます。
①エンジニア系
在宅で仕事をするネットワークエンジニアは、主にネットワークの設計や構築、運用など多岐にわたります。
ほかにもシステムエンジニア(SE)や、フルスタックエンジニアなど担当する仕事によって必要とするスキルや知識が変わってきます。
基本的にネットワーク環境に関する知識に長けていることはもちろん、C/C++やPython、JavaScriptといったコンピューター言語を幅広くではなくとも、1つの言語に詳しくなる必要があります。
今の時代はクラウドソーシングを活用して、個人で仕事を受注することも可能です。エンジニアだけでなく、デザイナーやライターの仕事と並行して収入を稼ぐ人もいます。
②デザイナー系
Webサイトのデザインを手がけるのが仕事です。
見た目やレイアウト、フォント、視認性を高めるなど、Webを利用する人々の目線に立った見やすさや扱いやすくなるデザインを考え、作成する仕事です。ほとんどのケースで、コーディングも扱うことがあります。
デザイン未経験の方がDTPデザイナーやグラフィックデザイナーになるケースは稀なことですが、現実に仕事に就いた経験がなくても趣味で描いたデザインやイラストにファンが付き、デザイナーになる方もいます。
デザイナーを目指すにはPhotoshopやIllustrator、InDesignなどのソフトを使ってのスキルや、過去のポートフォリオを準備しておくと仕事がとりやすくなるます。
③動画編集(メディア)系
依頼者と細かな打ち合わせをし、シナリオに基づいて撮影された映像をつなぎ合わせて番組として成立するよう制作します。
バラエティー番組等でもよく見られるテロップを加える作業や、顔を映さないためのぼかしやモザイク処理といった映像加工も映像編集技術が必須。
最近ではYoutuberのサブ編集書として活動される方が多くいます。
④ライター系
フリーライターの仕事は、投稿するメディアにより仕事内容が変わってきます。
ライターの仕事と言えば雑誌やフリーペーパーでの執筆がメインでしたが、今ではWebメディアに投稿する仕事が圧倒的に多くなっています。
Webサイトのコンテンツを充実したものにするため多種多様な記事を執筆したり、インタビューや取材などでアクセス数をあげるコンテンツを作成したりするというのが仕事です。
状況次第ではサイトのキャッチコピーや広告を制作することもあります。
⑤マーケティング系(広告、SNS運用)
検索サイトやFacebookでよく見る広告を運用する仕事もあります。
「リスティング広告」「SNS、ソーシャル広告」と、広告のタイプにより運用方法は違ってきますが、いずれも在宅でも可能な仕事です。
依頼者とZoomやSkypeと行ったオンラインミーティングツールで週に数回打ち合わせを行い、広告の運用状況や出稿するタイミングや広告クリエイティブなどの提案も行うスキルが必要です。
紹介した5つの仕事を比較し、あなたに合った仕事を探してみてください。
仕事 | メリット | デメリット |
エンジニア系 | 書籍やオンラインスクールなど取り組みやすい環境。仕事の需要は多い! | システムに弱い人は分かりづらい。 |
デザイナー系 | 趣味の延長戦ではじめる人が多い。 | パソコンスキルよりも美的センスを磨く方に時間がかかる。仕事が単発なことが多く、安定しづらい。 |
動画編集(メディア)系 | 人材不足で依頼案件も多く、仕事を請け合える率が高い。 | 動画編集には高スペックのパソコンが必要になる。クライアントからの依頼も「あんな感じで」と曖昧なことが多い。 |
ライター系 | 誰でも手軽に挑戦することができる。仕事の需要は多い。 | 強豪の同業者も多く、低単価の仕事が多い。クライアントによっては何度も修正を求められることもある。 |
マーケティング系 | 企業や事業所で収入に直結する広告運用のため、本業にもなる高単価な案件が多い。 | 何よりも結果が求められ、結果によっては早く打ち切られる場合がある。またクライアントが見つけにくい。 |
フリーランスの仕事の探すための7つの方法
次に挑戦したジャンルが決まり、スキルを磨きながら実績を積むためにも仕事を探しましょう。
探す方法として今回は7つの方法を紹介します。
①フリーランスエージェントで仕事を探す
「フォスターフリーランス」といったフリーランス対象のエージェントを通すことで、フリーランスが仕事を獲得しやすくなります。
SNSやホームページを立ち上げて集客をするよりも、エージェントを利用してビジネスをマッチングしてもらった方が有利です。
営業が得意じゃないという人に対しても、エージェントの活用はおすすめです。
エージェントは、フリーランスに依頼するための案件をいくつも所持していますので、あなたの実績や経験を生かせる案件を選定してくれます。
②インターネットの求人サイトで仕事を探す
インターネットで検索してみると、フリーランス対象の求人は意外とたくさんあります。
どうしても仲介料を取られたくないなどの理由でエージェントを通したくないという人は、インターネットで募集中の求人に応募をしてみましょう。
ですが、自分自身で仕事に応募する方法は競争率も高く、比較的依頼料も少ない場合があります。副業とはいえ、高額の仕事をとりたい時には、エージェントを通してみましょう
③SNSを利用したりして仕事を募集
フリーランスの仕事は、SNSでも募集されているケースがあります。
一般企業より、個人経営の小規模な事業所や個人事業主の方が募集されている場合が多いです。
募集を見つけたら、ダイレクトメッセージで持っているスキルや実績などの情報を提示し、応募してみましょう。
またダイレクトメッセージで直接声をかけてもらい、仕事に結び付くケースも多くあります。
④自分でブログを開設する(プル型)
フリーランスになったら、持っていたり学んでいるスキルや知識をブログで紹介してみましょう。
ブログでスキルなどを紹介しつつ、仕事を請け負うこともアピールし依頼問い合わせページを作成し、仕事を受け付ける窓口を持ちましょう。
築いたキャリアをひとつずつでもブログやホームページにポートフォリオという形で掲載することで、担当者の目に留まることもあります。
また、求人にエントリーする場合でも、自分のブログやホームページを追加することによって、フリーランスとしてのスキルや知識をアピールできます。
⑤営業をかける。(プッシュ型)
あなたから営業をかける場合では、他のフリーランスと比較して何か自分が持っているアピールポイントとなるスキルがなければ受注するのは困難でしょう。
その中でもデザイナーやイラストレーターなどクリエイター関連の職種は、広告代理店や企業の広報部などへ作品(ポートフォリオ)を送る方法もあります。
人間性や雰囲気が良かったという理由で仕事に発展するケースもあります。「信用」は重要になるキーワードなので、覚えておいてください。
⑥積極的に人と繋がりを持つ
フリーランスの同業者が参加するコミュニティや、もらいたい仕事に関係した集会に参加するのもひとつの営業手段です。
コミュニティに参加しておくことによって、手が不足しているという案件を引き受けることもできますし、やはりコミュニティといった窓口を用意しておくことによって仕事がもらえる可能性が広がっていきます。
同業種の人と繋がっておくことによって、そこから仕事の受注を生むケースもよくあります。
情報共有の場所にも最適なので、オンラインサロンなどはぜひ参加してみてください。
⑦講座や勉強会で、常日頃からスキルUPを目指す
仕事として認められるレベルのスキルがないと、フリーランスで仕事をやっていくことは不可能かもしれません。
なぜならコミュニケーション力があって、仕事を紹介してもらうことができたとしても、スキルが不足している状況で次の仕事に結びつかないケースもあるからです。
仕事を安定的にもらえるようになるには、高いスキルを習得することが重要となります。
セミナーや講演会、オンライン講座等に出席して、積極的にスキルアップを目指すことが重要になります。
また、いずれはフリーランスになりたいと思っている方は、自分の力が伸ばせそうな会社でスキルアップする方法もあります。
仕事を見つけた時の注意すること
スキルを磨き、仕事が請けるはじめた時に注意してほしいことがあります。
①売り上げ(利益)を1つのクライアントによりかかりすぎない
一カ所のクライアント(依頼者)だけの収入だけに頼らないようにしましょう。
依頼者の意向により、事業内容を変更される場合など突然仕事がなくなる場合あります。そうなると収入がいきなりゼロになってしまう可能性があります。
そのため、リスク回避のために複数の収入源を持つようにしましょう。
ただ、初回の取引から数十万円の取引は難しいので最初は、無料や少額でもまずは取引先を確保しておく意識は大切です。
②新しい依頼者を平行して探します
仕事を請け合いながら、新しい依頼者を探す活動も並行して行いましょう。
フリーランスエージェントの利用や、SNSで情報収集を行うなど新たな依頼者や仕事を探していくようにしてください。
③クライアントが信頼出来る
フリーランスとして一人前に生きていくなら、新規クライアントを拡大させていくと同時に継続案件を多数獲得しなければいけません。
この継続案件が、フリーランスとしての生活をサポートしてくれる重要な柱だということです。
継続案件を請けるときに重要なのが「この人に依頼すれば大丈夫」 と先方に思ってもらうことが大事です。
1つ1つの仕事を丁寧にしっかりとやり遂げていくことが大切です。
クオリティを落とすような働き方は、次回の仕事に結びつきません。肝心なのは100パーセントの力で一生懸命に取り組むことです。
フリー ランスの仕事の探し方のまとめ
今回は、フリーランスになるための業種の選び方、仕事の探し方、注意することをお伝えしました。
在宅ワーカーのためパソコンを主に使うものを紹介しましたが、まだまだ紹介しきれていない「テープ起こし」や「データ入力」などの仕事もあります。
あなたの特技や今あるスキルを活かす仕事もきっとあるので、クラウドソーシングを紹介する「クラウドワークス」や「ココナラ」などで、あなたに合った働き方を探してみてくださいね。








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