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仮想通貨がハードフォークって!?ハードフォークとソフトフォークの違い

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ビットコイナー

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初めまして、仮想通貨関連の記事を担当する「ビットコイナー」と申します。テレビや新聞などのメディアでも取り上げられることが多くなってきたビットコインをはじめとする仮想通貨ですが、お金の形が変わる、インターネットに次ぐ革命といわれています。 世の中ではまだあまり広がっていない今から、仮想通貨の知識を深めて先行者利益を取っていきましょう! 私は2013年からビットコインに注目していて、当時からビットコインも購入しています。現在では数十種類以上の仮想通貨保有・運用しています。 初心者から中級者の方でもためになるような有益な情報をお届けしていくつもりです。

ビットコインなどの仮想通貨を学んでいると「ハードフォーク」という単語をたびたび聞いたことがあるかと思います。
最近だと、「ハードフォークとは仮想通貨の分裂のことである」と勘違いして思い込んでしまって方も多いのが現状です。

結論からお伝えすると、ハードフォークとは、分裂させるためにハードフォークを行っているのではなく、仮想通貨の仕様変更などをするためにハードフォークをせざるをえないために実施されています。

そして、その仕様の変更の方法には大きく分けると「ハードフォーク」と「ソフトフォーク」の2種類があります。
今回は、ハードフォークとソフトフォークについて誰でも理解ができるように解説していきたいと思います。

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ハードフォークとソフトフォークとは

どちらのフォークも「仮想通貨のルール変更』する方法のことを示しています。
今まで使用していたブロックチェーンの仕様を変更する際に、ハードフォークもしくはソフトフォークのどちらかの方法でフォーク=ルール変更をしなくてはなりません。

ビットコインなどの仮想通貨は、ブロックチェーンという技術によって成り立っており、ブロックチェーンは始めのブロックか1つのデータの列となっているので、仕様を変更する際には、

①始めからこれまでの全ての仕様(ルール)を変更して、これまでの仕様(ルール)も継続して使えるままにする方法
②新仕様(ルール)を採用して、これまでの旧仕様(ルール)は無視してしまう方法

があり、これらの違いがハードフォークと呼ばれるのかソフトフォークと呼ばれるのかの違いになります。つまり、

①ソフトフォーク
②ハードフォーク

になるので覚えておいてください。

ソフトフォーク

ソフトフォークの、始めからこれまでの全ての仕様(ルール)を変更して、これまでの仕様(ルール)も継続して使えるままにする方法とは、シンプルに説明するならば「全ブロックの仕様を変更」するという方法です。
「変更しない方が良いだろう」と考えているユーザーなどの意見は聞かずに、「始めからこれまでの全てを生まれ変わらせてしまう』という変更方法になります。

それでも、旧仕様(ルール)との互換性は残っているため、旧仕様を残しつつ継続して新仕様(ルール)を使っていくことになります。

ハードフォーク

ハードフォークの、新仕様(ルール)を採用して、これまでの旧仕様(ルール)は無視してしまう方法とは、簡単に説明すると「あるブロック以降からの仕様(ルール)をガラッと変更」してしまうという方法になります。

この仕様変更の方法の場合は、旧仕様(ルール)の時のブロックと新仕様(ルール)の時のブロックでは互換性がなくなってしまうため、これまでの旧仕様でのブロックはそのままにして、新仕様でのブロックから新しいものへと変わっていきます。

しかし、このようなハードフォークが行われた場合、新仕様での新ブロックができますが、旧仕様での旧ブロックもそのまま残される形になりますが、その後も旧ブロックは使用することができてしまうので、仮想通貨が2個に分裂するという現象が起きてしまいます。
(分裂後に、旧仕様での旧ブロックは消滅する可能性はあります。)

また、少し難しい話になりますが、ブロックチェーンの仕様を全く新しいものにすることも可能ですが、旧仕様との互換性を失ってしまうため、アップデートの期限までに実際にアップデートが実施されないようなことが起こると、旧仕様のまま取り残されるということが起こってしまう可能性もあります。

ハードフォークの種類

ハードフォークには実は4つの種類がありますので、簡単に見ていきましょう。

(1)1番行われることの多いハードフォーク(分岐)

ブロックチェーンの仕組み上(詳しい説明は省きますが)、ブロックがいくつも連なってブロックが鎖状に続いていますが、その中で常にチェーンの分岐が繰り返し起こっています。
技術的な話は避けますが、ブロックチェーンでは一時的に分岐したあとは、1番長く連なっているブロックチェーンがそのまま残る仕組みとなっています。

これは、ブロックチェーンの元々の仕組みであって、プログラム上で自動的に行われているため、分裂しますがこれによって新しい仮想通貨が誕生してしまうことや新しいブロックチェーンが作り出され分岐して続けていくようなことはありません。

(2)アップグレードのためのハードフォーク

初期の仕様(ルール)に対して、機能であったり性能であったりの改善など、より良い仕様(ルール)にするために実施されるものになります。
例えば、スマホなどでも不定期的に行われているように、OSやアプリのバージョンアップ・アップグレードなどと同じように考えるとイメージしやすいかと思います。

特徴としては、ハードフォークを実施するその仮想通貨の技術グループが、これまでの仕様(ルール)のバージョンアップ・アップデートする内容を公に公開をして、その発表ベースに該当仮想通貨のグループ全体で同じ内容の変更としてアップデートが実施されるため、一応は対立が生まれにくいのが特徴です。(一部反対派がいたりするケースはあります)

通常であれば、多くの仮想通貨のネットワークが新仕様へとアップグレードが実施されるため、旧仕様の旧ブロックチェーンは機能しなくなるので、ハードフォークに伴って新しい仮想通貨が生れてくることや新しいブロックチェーンが作成されることはありません。

(3)派生通貨を生み出すエアドロップフォーク

エアドロップフォークでは、仮想通貨ごとのブロックチェーンや仕様によってどのようになってくるかは異なってきます。
例えば、ビットコインですと、ビットコインを支援するコミュニティが、現在の仕様からアップグレードを希望しているわけではなく、また別のコミュニティがビットコインのブロックチェーンを利用しつつ、その仕様やブロックチェーンの特性を受け継ぎながら、新しい仮想通貨や新しいブロックチェーンを作る時のハードフォークがこのエアドロップフォークです。

このエアドロップフォークの場合、これまでの既存のブロックチェーンからは分岐することになるため、新しいブロックチェーンが生成されます。
現仕様を支援しているコミュニティとは別のコミュニティが新しいブロックチェーンを使うため、新しいブロックチェーンが作られる一方で、既存のブロックチェーンは基本的にはそのまま維持されますし、例えば、ビットコインとビットコインキャッシュの分岐のように、既存のブロックチェーンから2つに分岐したブロックチェーンは、異なる仮想通貨の名称で呼べれるようになり、分岐した後も仮想通貨として機能し続けます。(その後も市場から評価を集め続けられるかは別問題となります)

この時に分岐して生まれる仮想通貨(またはトークン)が、分配される仕組みは下で記載しているエアードロップという仮想通貨の分配の仕組みに似ていますので、別途下の項目で説明いたします。

(4)対立が起きるハードフォーク

これは、該当の仮想通貨のグループの中で意見や方向性が分かれてしまうことがあり、ブロックチェーンの仕様や機能について、グループ内で合意ができない場合に起こってしまうハードフォークです。

1つもしくは複数のグループやコミュニティがこれまでの既存ブロックチェーンについて、それぞれが様々な異なる仕様の変更を希望している場合、異なる意見や考え方を持つグループやコミュニティに対して、自分たちが考える仕様のブロックチェーンが、新しいブロックチェーンであると主張し、それに変更するべきだと考えています。

これは上述している(3)のハードフォークのように異なるグループやコミュニティが外側から主張しているのではなく、上述している(2)のハードフォークのように同じブロックチェーン内のグループやコミュニティで、これまでの仕様からのアップデートに対する考え方や方向性がが対立していることを意味しています。
そのため、対立が起こっている仮想通貨に対して、どちらにしろ大きな影響を及ぼす可能性がとても高いハードフォークとなります。

この対立が起きるハードフォークの場合、ブロックチェーン上で分裂が起こってしまい、複数のブロックチェーンに分裂し、さらにそのままそれぞれが機能し続ける場合があります。

この対立が起きるハードフォークの最悪の場合を想定すると、分裂したグループやコミュニティが主張する新しい仕様やブロックチェーンとそれに伴う新たな仮想通貨が、もし仮想通貨の市場や取引所から支持を受けるようなことがあった場合、その分岐した新しいブロックチェーンが既存のブロックチェーンに代わって、メインチェーンとして認知される可能性も十分にありえることになります。
また、グループやコミュニティの分裂によって、既存の仮想通貨から分裂した新しいグループやコミュニティに資金が流れることになってしまい、既存の仮想通貨の価格が下落もしくは暴落してしまう可能性も生れてしまいます。

エアードロップとは

エアードロップとは、新規の仮想通貨(トークン)が既存の仮想通貨(トークン)を所持する人に分配が行われる仕組みのことです。

通常、エアードロップは、仮想通貨(トークン)を受け取るためには、ウォレットでいくつかの準備などの手順をふまえる必要があります。
エアードロップは、ハードフォークが起こったときに分配されるケースもあれば、仮想通貨を発行している企業が新規で仮想通貨(トークン)を分配する方法の大きく分けると2種類があります。

後者の仮想通貨を発行している企業が新規で仮想通貨(トークン)を分配する方法で有名な仮想通貨は、満月の日に(例外日もあり)エアードロップを行っているByteballやOmiseGoなどがあります。

photo by byteball

エアードロップを受け取る方法は、それぞれの仮想通貨や仮想通貨を発行している企業によって定めている方法が違うため、エアードロップを受けたい該当の仮想通貨の公式ホームページで確認することをお勧めいたします。

ハードフォークの際の問題

(1)ハッシュパワー

技術的な話になってしまいますが、仮想通貨の分裂によって、ハッシュパワー(※1)も分散することになってしまい、どちらかが強過ぎたりということや弱過ぎたりするということが起こってしまい、最悪、どちらかの仮想通貨が無くなってしまう可能性もあるので、ハードフォークを行うことには反対派の人も多いです。
(※1:仮想通貨をマイニングする際の採掘作業量)

(2)リプレイ攻撃

リプレイ攻撃とは、仮想通貨のユーザーがログインなどをする時にデータが盗み取られてしまい、不正アクセスを仕掛けてくることです。
リプレイ攻撃の対策を行った上で、ハードフォークを実施しなければデータの流出および不正アクセスなどが起こってしまう可能性があります。

(3)技術不足

例えば、仮想通貨ビットコインの派生通貨の1つであるビットコイン・アンリミテッドは、仕様内にバグが発生してしまい、マイニングによる報酬が一時的に無効になる事態なども起こってしまいました。

(4)信用性

実際にハードフォークが実施された場合、その仮想通貨の仕様は、いかようにも変更ができしまうものであるという考えが生れてしまいます。

例えば、ビットコインですと「上限発行枚数が2,100万枚」というルールがありますが、これも変更できてしまい、2億枚まで発行しようという考えになってしまい、取引のデータを改ざんすることができないのが特徴であるのにもかかわらず、仕様などのシステムごと根底から変更してしまうというような、最も重要な信用性に関わる問題に発展しまうことが懸念されます。
そのため、反対の意見がとても多く叫ばれています。

(5)アップデートにかかるトラブル

ハードフォークが実施されるという事は、ウォレットや仮想通貨取引所などでハードフォーク後の仮想通貨の仕様の変更などにに対応するように、それぞれでアップデートを行っていく必要もあり、そのときに一時的なエラーであったりトラブルが発生してしまう可能性があります。

イーサリアムのハードフォークはどうだった?

イーサリアムでは、イーサリアムネットワークを使ったThe DAOという仮想通貨のICOが行われた際に、イーサリアムの脆弱性を狙われ、多くの資金の流出が起こってしまった際にイーサリアムのハードフォークが決定・実施されています。

このThe DAO事件の時には、イーサリアムをソフトフォークするべきなのかハードフォークをするべきなのか議論され、この時にはイーサリアムをハードフォークをすることでほぼ意見は一致したようです。

結果、イーサリアムはThe DAO事件が起こった後でも、信用を取り戻すことに成功し、現在でもイーサリアムの価格は上昇しており、時価総額のランキングでも2位前後と上位に位置づけています。

ハードフォークのときに持っている仮想通貨はどうなるか?

2017年8月には、ビットコインがハードフォークを実施しており、その際には、ビットコインキャッシュという新しい仮想通貨がが生まれました。
その時には、ビットコインキャッシュに対応する仮想通貨取引所やウォレットに、ビットコインを保管しておくだけでビットコインと同額のビットコインキャッシュを受け取ることができました。

例えば、1ビットコインをビットコインキャッシュに対応する仮想通貨取引所やウォレットに置いていた場合、1ビットコインキャッシュを受け取ることができていました。
そして、その該当の仮想通貨の価格も分裂しますので、一応理論上では、分裂前の仮想通貨と分裂後のハッシュパワーの比率に近づいていくとされていますが、実際では、ハッシュパワーよりも市場での需要の大きさによって価格が変動していきます。

ハードフォークが決定したらやるべきことは?

(1)対応する仮想通貨取引所に保管する

ハードフォークによって分裂する新しい仮想通貨にも対応すると発表している仮想通貨取引所に該当の仮想通貨を保管しておくことで、その仮想通貨取引所のルールに従うと、ほぼ自動的に分裂してできた新しい仮想通貨を受け取ることができます。
しかし、多くの仮想通貨取引所では、分裂後の仮想通貨が技術面などで特に問題がなければユーザーに付与を行うという形なため、分裂後の新しい仮想通貨に不都合なことが生じた場合には新しい仮想通貨が付与されない可能性はあるので注意が必要です。

(2)対応するウォレットに保管する

ここで説明しているウォレットとは、シークレットキー(秘密鍵)が発行されるウォレッのことです。
間違えやすいですが、仮想通貨取引所のウォレットは、ウォレットと呼ばれているだけ、実際にはシークレットキーが発行されているわけではないので、仮想通貨取引所の口座と同じイメージになります。

ハードフォークで分裂した新しい仮想通貨も対応すると発表しているウォレットであればベストですが、ハードフォークで分裂した新しい仮想通貨は付与しないと発表しているウォレットであったとしても、シークレットキー(秘密鍵)を使うことで、ハードフォークで分裂した新しい仮想通貨に対応すると発表している別のウォレットで復元することで、新しい仮想通貨を受け取ることができる場合が多いです。
ウォレットごとに受け取る(掘り出す)方法が違ったりするので、もしこれを実施する場合には、よく調べてから試すことをお勧めいたします。

(3)ウォレットが対応するまで送受信を控える

ハードフォークや分裂などに対する対応などが定まっていないうちは、分裂する該当の仮想通貨の送受信などの操作をすると、システムエラーや不具合などで送受信した仮想通貨がどこかにいってしまい、ロストしてしまう可能性もありますので、各提供しているサービス元から公式のアナウンスがあるまでは、該当の仮想通貨をどこかに移動させるのは控えるようにするのがベターでしょう。

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