働き方

夢だったカフェ経営の実際のところはどうだったのか?

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イワハシ

新卒で入った会社を1年半で退職し、理想の働き方を求め個人事業を開始。 カフェ経営の経験を経て現在はWebライター・ブロガーとして活動中。

私は新卒で入った会社を約1年半で退職し、転職せずに個人事業の道を選びました。

現在はフリーランスとしてWebライター業をメインに活動を行っていますが、その前は1年半ほどカフェを経営していました。

このように書くと聞こえはいいかもしれませんが、実際は挫折と失敗を繰り返しながら現在に至っています。

前回の記事「新卒で入社した会社を辞めてカフェ開業するまでの道のり!」では、会社を辞めてカフェを始めるまでの経緯をお伝えしました。

本記事ではカフェをどうやってオープンしたのか、実際の経営はどうだったのかについて書いていきたいと思います。

 

新卒で入った会社をすぐ辞めたから金がない!だけどカフェを始められたのはなぜ?

新卒で入社して1年ちょっとで会社を辞めてしまったので、当然貯金はあまり持っていませんでした。

それでもカフェを開店できたのは地方自治体で行われていたとある支援制度を利用したおかげでした。

 

私はいわゆる「田舎」と呼ばれるような県に住んでいるのですが、最近は地方創生や移住といった地方の動きが活発になってきており、地方自治体でも様々な取り組みが行われています。

そういった取り組みの一つ「チャレンジショップ制度」を利用しました。

 

「チャレンジショップ制度」とはおもに行政や商工会議所などが中心となって、増加する商店街の空き店舗対策や商店街の活性化、若手経営者の創出の一環として行なっている制度のことです。

私が応募したものも市役所が商店街の活性化やシャッター店舗の解消、若手経営者の誘致・創出という目的のもと、とある商店街の空き店舗でお店を出す、というものでした。

 

この制度の最大のメリットは、お店を営むにあたっての家賃などの費用が非常に少なく、開店のハードルが低くなることです。私の場合ですが家賃は電気・水道代込みで1万円、敷金や礼金も不要でした。

そのため店舗に掛かる初期投資が0円、固定の出費が年12万前後で抑えることができました。

 

デメリットとしては期間が決まっており、半年~1年程度しかその場所で経営出来ないことですね。

しかし、場所によっては他の空き店舗を紹介してくれて、希望が合えばそこでお店をオープンさせることが出来ます。

私も期間終了後にもし続ける気があるなら商店街内の別の空き店舗を紹介するという話でした。

 

このような制度を活用し、この制度を紹介してくれた個人事業主の力も借りたおかげで、商品や機材の仕入れ費用など約25万円でカフェをオープンさせることが出来ました。

 

地方で事業を始めてみようと考えている方で金銭的なハードルがある方は、このような制度を利用するのも一つの手です。

 

カフェ経営初心者が、どんな工夫をした?

実際の経営方針は、先輩事業主さんに指導を貰いながら決めていきました。相変わらず資金には余裕がない状態だったので、営業スタイルや扱う商品なども、確実に利益を出していけるようなものを選んでいきました。

 

カフェの立地条件に合った店のスタイルに

私が応募した物件はとある有名な神社のお膝元にある商店街の一角でした。

いわゆる「門前町」と呼ばれる地域に出店を行いました。

そのため、メインの顧客は観光客や参拝客がメインとなります。通過するお客様が多いので、神社に向かうお客様が持ち歩きながら珈琲を飲めるようにテイクアウトが気軽にできるようなレイアウトにしました。

 

店頭近くにカウンターを置き、店頭で飲み物を渡せるようにしました。もちろんいくつか座席も用意していますので飲んでいく方にもテイクアウトの方にも対応できるようにしていました。

 

歴史ある商店街なのでそのようなスタイルの店はほとんどなく、コーヒーもこだわった豆のハンドトリップで提供していましたのでなかなか商店街の店に寄らない若者や外国人観光客にも寄って頂ける店になりました。

 

マイナスをとことん削るためのロスが出にくい商品づくり

飲食店営業における閉店の原因の一つが「ロス」です。要するに商品が売れずにそのまま廃棄になることです。

特に運転資金が心もとなかった状況であったので、新商品を置く際、ドリンクメニューを開発する際は「ロス」になる前に売り切れる商品を作ることを考えました。

 

お土産に買っていってもらうためのお菓子などは生ものなど賞味期限ものが短いものは避けました。

メインのドリンクであるコーヒーは豆の状態で密封保存し、注文時に豆挽きから行うスタイルだったので、仕入れから2~3週間は少なくとも味のクオリティを保ったまま提供が可能です。

その他のドリンクメニューも基本的に保存が1ヶ月前後効くものを考えて新メニューを作りました。

 

仕入れも仕入れ先のご協力もあり少量ロットで細かく仕入れを行うことが出来たので、抱える在庫を極力少なくするようにしました。

 

実際カフェ経営してみてどうだった?

上記に書いたように様々な工夫を凝らしてなんとか運転資金をショートさせずに運営していたのですが正直に言うと、1年少しの経営でほとんど良い成果に結びつけることは出来ませんでした。赤字にはなりませんでしたが、次につなげられるような利益は生み出せず、自分の能力不足を実感しました。

 

お客様がいない時に稼げる能力やアイデアがなかった

神社のふもとにある商店街という特性上、商店街を訪れるお客様の数にある傾向がありました。

基本的に土日・祝日に集中し、年末年始をピークとして春から夏にかけて客数が減り、また冬に向かって徐々に増加するという流れでした。

 

そのため、平日と夏期の営業が振るわないことを考慮した対策を練らなければなりませんでした。

戦略としてイベント出店や他のカフェなどへ珈琲豆卸売りの営業などが挙げられました。しかし、今まで営業などしたことのなかった私はどのように営業をかけるか分からず、イベント出店も上手く探すことが出来ずなかなか結果が振るいませんでした。

 

新しい機材を投入する資金がなかった

お店から出た利益は溜め込むのではなく設備・機材等に投資して、お金をどんどん回して大きくしていくのが理想ですが、正直そこまで回せる利益が生み出せていませんでした。

加えて開店の時点で運転資金が充分になかったのも災いして店の規模を大きくするための資金的な体力がなく、現状維持の期間が長すぎてしまった結果、利益を出せませんでした。

 

自分自身の能力のなさと経験のなさを痛感した1年半

会社を辞めてすぐにチャレンジしたカフェ経営ですが、スタートは出来たものの、結果として満足いく結果に出来ず準備不足と自分自身の経験・能力のなさを痛感した1年半でした。

チャレンジショップ制度には申込期限があったため、またとないチャンスに喰いついた形でしたが、もっと事前に資金の準備が出来ていたら、もっと経営・営業の勉強が出来ていたら…と反省も多くありました。

結局実績も出せなかったり、移転先との交渉が上手くいかなかったりして、契約期間終了の時点で店をクローズさせることとなりました。

 

「カフェをやってみたい!」と夢を描いている人はたくさんいらっしゃると思います。

今は「チャレンジショップ」のような制度などもある地域が増えてきたので、制度の活用でお店をオープンさせるハードルは低くなります。ですが十分な戦略と資金(特に運転資金)は非常に重要です。カフェ経営を考えている人は私の経験も参考にして頂けたら幸いです。

 

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