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最も匿名性の高い仮想通貨!匿名通貨のZcash(ZEC)とは?

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りぴ

りぴ

7年間OLとしてブラック企業で働いたのち、ライターとして独立。クラウドソーシングを中心に数々の記事を執筆、そして電子書籍2冊を出版。仮想通貨・デジタル系・健康系・美容系・恋愛系などあらゆるジャンルで執筆中。

Zcash(ジーキャッシュ)という仮想通貨をご存知ですか?Zcashは、取引が開始されてまだ1年あまりの比較的新しい仮想通貨です。

 

現状、日本の取引所では「Coincheck(コインチェック)」しか取扱っていないため、あまり馴染みがないという人も多いかもしれません。しかしZcashは、海外では大手銀行の「JPモルガン」と提携するなど、注目を浴びている仮想通貨の1つなのです。

 

Zcashの特徴は、なんといっても取引記録の匿名性にあり、匿名通貨とも呼ばれています。

今回は、匿名通貨Zcashについて詳しく説明していきます。

 

仮想通貨Zcash(ZEC)は高い匿名性を持ったビットコイン

Zcashは2016年10月28日に取引が開始された仮想通貨で、通貨単位は「ZEC」です。

 

取引開始直後は、いきなり1ZECあたり約5,300ドルの価格がつきましたが、その直後に一度大暴落してしまいました。この大暴落がきっかけで名前を知っているという人は、仮想通貨に詳しい人たちの中には多いかもしれませんね。

 

一時は大暴落したZcashですが、その後は世界的な大銀行である「JPモルガン」との提携や、韓国最大の仮想通貨取引所である「bithumb(ビッサム)」への上場もあって、その後は価格相場も上昇しています。2018年2月9日現在の時価総額は約1,500億円で、仮想通貨全体で24位となっているのです。

Zcashの特徴の1つにビットコインと似ているという点があります。

  • 取引記録はブロックチェーン上に保存される
  • 発行上限枚数が2,100万枚
  • マイニングの報酬の半減期が4年に1度
  • 取引記録の承認方法に「プルーフ・オブ・ワーク」を採用している

上記の共通点から、Zcashは第2のビットコインとも言われていますが、両者には決定的な違いもあります。

 

それは、Zcashが高い匿名性を持っているという点です。このことからZcashは匿名通貨とも呼ばれています。

関連記事:仮想通貨ダッシュ(Dash)の匿名通貨としての特徴とその将来性とは

 

Zcash(ZEC)とビットコインの決定的な違い!Zcash(ZEC)が匿名通貨と言われる理由

では次に、Zcashの匿名性がいかに高いかということを、ビットコインと比べて説明していきます。

 

ビットコインの場合、全ての取引は「どこからどこへ何BTC移動した」という形で、ブロックチェーン上に記録されます。

 

つまりビットコインの取引記録には、

  • ビットコインを送った人のアドレス
  • ビットコインを受け取った人のアドレス
  • 送られたビットコインの数量

が記載されているということです。

 

さらにこれまでの取引の履歴はすべて、ネットワーク上にあるブロックチェーンに保存されているため、誰でも閲覧が可能です。

 

一方でZcashは、「ゼロ知識証明」という暗号化技術を使うことで取引の記録を暗号化し、内容が第三者から見えない状態で取引の正当性を証明することを可能にしています。

 

ゼロ知識証明とは、ある命題が正しいということを、他の情報を一切伝えずに証明する方法です。

 

このためZcashの取引記録では「誰が誰に何zec送ったか」当事者たち以外には分かりませんし、当然これまでにどんな取引があったのかも閲覧できません。この匿名性の高さこそ、Zcashが匿名通貨と呼ばれる理由です。

大手銀行との提携や大手取引所への上場から見える仮想通貨Zcash(ZEC)の可能性

2017年5月22日、世界的大銀行の「JPモルガン」がZcashとの提携を発表しました。JPモルガンが自社で使っている決済処理のプラットフォーム「Quorum(クォーラム)」にZcashのゼロ知識証明の技術を統合し、セキュリティを強化することがその目的です。

 

このJPモルガンとの提携により、Zcashの相場価格は高騰しました。

 

今後もJPモルガンのような大企業が、ゼロ知識証明の技術を欲して提携する可能性は充分ありますし、そうなれば価格はさらに高騰するでしょうから、Zcashは可能性に満ちた仮想通貨だと言えるかもしれません。

 

さらに2017年7月には、韓国最大にして世界でもトップクラスの取引所である「bithumb(ビッサム)」に上場したことから、Zcashの価格はそれまでの倍近くまで高騰しています。今後も要注目の仮想通貨だと言えるでしょう。

 

仮想通貨Zcash(ZEC)の高い匿名性がゆえの危険性

Zcashの匿名性には、利用者のプライバシーを保護したり、セキュリティを強化したりできるというメリットがありますが、一方で犯罪に利用されてしまうというデメリットもあります。

 

その1つが、マネーロンダリング(資金洗浄)に利用される可能性があるという点です。マネーロンダリングは、違法薬物の取引や脱税などの犯罪行為で得た、表に出せないお金を複数の口座を経由させることで、出どころを分からなくしてしまうという手法です。

このマネーロンダリングをビットコインで行おうとしても、コインの移動がブロックチェーン上に記録されるので、見つかってしまう確率が高いと言えます。NewsPicksでテックビューロの代表である朝山氏もコメントしています。

photo by newspicks

 

ビットコインの場合、取引記録が世界中から見られるようになっています。マネーロンダリングに使われるような巨額のお金が動けば、当然チェックが入りますし、それが誰の持ち金なのかを明らかにすることも難しいことではないのです。

 

実際に2017年7月にはロシア人男性がマネーロンダリングの容疑で逮捕されていますし、日本でも2017年1月に、2人の日本人がビットコインを使用したマネーロンダリングをして追送検されるという事件が起きています。

 

一方でZcashは、取引記録を閲覧することができません。そのため犯罪で得た表に出せないお金をZcashに変えて、そのZcashを元のお金に戻せば、誰にも見つからずにマネーロンダリングが成立してしまう可能性があるのです。

 

もう1つの懸念点として、違法な売買に利用される可能性が挙げられます。こちらも実際に、違法薬物や偽造パスポート、重火器などの商品を販売している「Alpha bay(アルファベイ)」という海外のダークマーケットで、Zcashの支払いが採用されていたことからも明らかです。(アルファベイは2017年の7月に閉鎖)

 

このように、Zcashはマネーロンダリングやダークマーケットでの違法取引を周囲にばれないように行えることから、「将来的に法で規制される可能性もあるのでは」と見ている人も多いです。

最も匿名性の高い仮想通貨!匿名通貨のZcash(ZEC)とは?まとめ

「Zcash(ジーキャッシュ/ZEC)」は、「ゼロ知識証明」という暗号化技術を用いることにより、取引記録の完全な匿名性を実現した仮想通貨です。

 

このゼロ知識証明により、送金者と受領者のアドレスや取引通貨量、過去の取引履歴に至るまで第三者が閲覧することは不可能になります。

 

匿名性の高さから「JPモルガン」との提携も果たし、韓国最大の取引所「bithumb」への上場で価格も高騰しています。

 

一方で匿名性の高さが仇(あだ)となり、マネーロンダリングやダークマーケットでの決済に利用される可能性も高く、将来的に法規制される可能性もありますから、投資する場合は慎重に考えたほうがいいかもしれませんね。

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