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私は20代女性、夫と1歳の子供を持つ主婦です。
前職は某エステティックサロンで働いており、休日には副業として個人サロンを開業し月収¥18,000円ほど稼いでいましたが、妊娠をきっかけに仕事を退職、副業も今はお休み中です。
女性の職業のなかの「手に職」と言われる美容系の仕事をされている方で、私のように結婚を機に会社を退職し、個人サロンを開業したいという人もいらっしゃるのではないでしょうか。
個人サロンは、自分の都合に合わせて働けるメリットがある分、備品調達や集客などすべて自分で行う必要があります。そういったことを踏まえると、開業ってなかなかハードルが高そうですよね。
そこで、私が実際にエステサロンを開業していた時の経験をもとに、開業費、備品の調達や費用、利益などをお話ししていきたいと思います。
これからサロンを開業したい方や、副業したい方などに参考なれば幸いです。
エステサロンを開業するきっかけ
開業するきっかけになったのは、以前勤めていた某エステティックサロンで働いていた頃のことでした。
「やっぱりサロンへはお金もかかるし、予約などをとっても都合が合わなくなって通うことが困難なことが多い」といった声を聞くことが多く、親しい友人さえもそのようなことを言っていました。
しかし、そんな人にでもどうにかして痩身エステを提供できる方法はないか、コストも抑えて綺麗に痩せさせてあげることはできないか、すごく考えました。
高いサロンであっても、”オールハンドのみ”の施術では、マッサージ以外にお客様自身でも努力してもらうことは必要です。
だったら、オールハンドでお客様に合った施術箇所を限定したり、トレーニング方法や食事制限などを含めて提供することができれば、痩身エステを提供してあげられるという答えにたどり着きました!
そして、その旨を親しい友人へ伝えると、「本当に開業するなら、通いたい!お願いしたい!!」と言ってくれたので、本格的に開業する準備を進めることとなりました。
そのような声を聞くことがなければ、開業へはまだまだ先伸ばしにしていたかもしれませんね。
開業費用とエステサロンに必要な備品
開業当初は、お客様の自宅へ訪問していたため、施術場所の家賃費用は0円でした!
その後、訪問から自宅サロンへ移行しましたが、実家で自分の部屋を使用していたため、家賃などの費用は開業当初と同じく、0円でした!
また、エステサロンに必要な備品は以下を用意しました。
- マッサージベッド(元々持っていた折り畳みベッド)
- ベッドの上に引く布団(元々持っていたもの)
- タオル類(消耗品:ネット購入)
- パラフィン(消耗品:ネット購入)
- マッサージジェル類(消耗品:ネット購入)
- 簡単なカルテ(自身で作成)
- ポイントカード(自身で作成)
- お食事管理表(自身で作成)
- 部分用電気マット:寒い時期限定(元々持っていたもの)
関連記事:エステサロン経営でお客様へ連絡で失敗、、、複業の失敗
カルテ・割引カード・食事管理表は自分で作成
6番の簡単なカルテについては、ネットで検索したり、私が勤めていたサロンのカルテを参考にしながら、A4の大きさでパソコンのワードを使って自分で作成しました。
7番のポイントカードも、10回貯まる毎に施術の際に使える”500円引き”割引特典をつけ、パソコンのワードを使ってカードサイズを目安に作成しました。
女性にとって何か特典をつけることは、私もそうですが嬉しさや喜び、満足度が増すことが多いため、割引特典をつけることを選択しました。
8番のお食事管理表についても、カルテと同じく、ネットで検索したり、勤めていたサロンのお食事管理ノートを参考にしながら、A4の大きさでパソコンのワードを使って作成しました。
エステサロンに必要な備品の選び方・調達方法・費用
タオル類の選び方と調達方法
ベッドを覆うための掛けタオル(敷きタオル)、バスタオル、フェイスタオルについては、主にネットでの購入です。
ショッピングセンターなどで、タオルの卸売りをしている時などがあった場合は、そちらで購入したこともありました!
基本的にどんな方でも使用できる、安くて柔らかいコットン素材を選びました。
ただ、タオルなどの備品を安く購入するとすぐに繊維がほつれてきたりするものが多いので、1枚あたりおよそ¥1,000円~のものを選択するようにしていました。
また、ベージュやブラウンカラーは人気で、売り切れや欲しい枚数がない時もあったので、あるうちに購入するなどこまめに在庫チェックをしていました。
エステサロンの備品費用について
備品の費用は毎月1,000円程度で、開業していた3年間でも20,000円~30,000円でした。
買い替えなどがほぼないため、開業の際に揃えた備品で十分もちました。
そのうち、一部ほつれや繊維のつきやすいタオルは、1~2枚破棄したものもあります。
ジェル等の消耗品の選び方と調達方法
消耗品類(ペーパーパンツ、マッサージジェル、発汗ジェル、パラフィン)について、全てネットでの購入です。
セブンエステ、楽天、Amazonなどのネットショップで、大量購入すれば安く揃えることができます。
施術の際のマッサージジェルについては、敏感肌の方でも使用できるものを選択し、多種類用意しなくてもすむように揃えていました。
発汗ジェルは、発汗効果が弱めと強めの2種類を用意しました。お客様によっては血流や代謝の影響で体の循環が悪い方もいらっしゃいます。
そういった方には、強めのジェルを使用しないと発汗するまでに時間がかかってしまい、施術効果が弱くなってしまうこともあるからです。
エステサロンの消耗品費用について
消耗品の費用も毎月1,000円程度で、3年間で約¥20,000~30,000円です。
マッサージジェルの追加購入がほとんどでしたが、お客様に必要なジェルの量を使用しながらなので、量も多く効果のあるジェルを選択することができれば、およそ2~3か月間はもちました。
個人エステサロンのサービス料金設定
“安く効果を出す“。このことを念頭に置きながらやっていたので、施術代は全身・部分マッサージ関係なく、10分¥500円計算で行っていました。
それと、施術代の他にお客様の自宅までの交通費を含めた金額を頂いていました。
例1: 60分全身マッサージの場合
→500¥×6=¥3,000+交通費
例2: 部分マッサージ(二の腕・太もも・お腹各10分)の場合
→ ¥500×3=¥1,500+交通費
エステサロンの月額収入
1か月の施術の目安に関しては、開始~2か月ぐらいは週に1~2回受けて頂くと効果がより出やすくなるため、それを目安に通っていただいていました。
メインの仕事が月に20~22日出勤で、お休みが月に8~10日(閑散期の場合は、10~15日休み)なので、休みの前日の夜(3~5回)と、休日の朝(3~5回)に予約を取るようにしていました。
およそでの計算になりますが…
例1: 60分全身マッサージの方の場合(週1回)
→ ¥3,000円×週4=¥12,000
例2: 部分マッサージ(二の腕・太もも・お腹各10分)の場合(週1回)
→¥ 1,500×週4=¥6,000
開業したての頃は、2名~のスタートだったので、最低2名を合わせてでも¥18,000~の利益で、毎月にかかる備品や消耗品を合わせた費用の約¥2,000を差し引いても、¥16,000~の利益はありました。
あとは、どれだけお客様の気持ちを掴むか。利益が増えるか減るかはそれ次第です!!(笑)
個人サロンの集客について
メインの仕事があるため、新規のお客様を取り込みすぎると大変なことになってしまうので、SNSでの拡散や広告などはせずに、まずは開業するきっかけをくれた親しい友人や大学時代の友人から始めました。
そこから、口コミでその友人の姉妹や友人へ広まり、メインの仕事があることを理解していただいた上で施術させていただける方を増やしていきました。
副業でエステサロンを開業する方法!~まとめ
機械などを使えば、より豪華で達成感のあるリッチな痩身エステを受けることはできます。
ですが、全ての方が多額の費用を掛けられるわけではないので、そんな方へ少しでもサポートできることができて本当に良かったと思っています。
今は育児中なので副業としてサロンを開くことはできませんが、育児が終わればまた再開する予定です。
その時には増税もされているでしょうから、少し価格設定を見直す代わりに機械を取り入れた施術方法も増やしていきたいなと思っています。








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